2015年4月30日木曜日

カリグラフィーの作品

ご無沙汰しております。
最近は、家でもMacに向かって作業することが多いのですが、先日久しぶりにカリグラフィー教室に行ってきました。作品展以来の、約1ヶ月半ぶり(^_^;)。
カリグラフィーを始めたのは2003年!
でも半分くらいは、出産や育児でお休みしていて、まだまだ初心者でございます。

作品展に出展した作品を持ち帰ってきました。
以前チョイ見せしましたが、全貌はこんな感じです。
『雪の夜、森のそばに足をとめて』 市沢英子 
ペン:ルーリングペン/ジェッソ/アクリル絵の具/和紙/木製パネル
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この森の持ち主が誰なのか、おおかた見当はつい ている。もっとも彼の家は村のなかだから、わたしがこんなところに足をとめて、彼の森が雪で一杯になるのを眺めているとは気がつくまい。小柄なわたしの馬は、近くに農家ひとつないのに、森と凍った湖のあいだにこうして立ち止まるのを、へんだと思うに違いない一年じゅうでいちばん暗いこの晩に。 
何かの間違いではないか、そう訊ねようとして、馬は、馬具につけた鈴をひと振りする。ほかに聞こえるものといえば、ゆるい風と綿毛のような雪が、吹き抜けていく音ばかり。森はまことに美しく、暗く、そして深い。だがわたしにはまだ、果たすべき約束があり、眠る前に、何マイルもの道のりがある。眠る前に、何マイルもの道のりがある。
ロバート・フロスト 

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「美しく、暗く、そして深い」森を、色や紙を幾つも重ねて深みを増し、文字も含めてひとつの世界の中で表現しました。

制作時期がちょうど真冬で、心地よくこの詩の世界に入れたのを思い出します。